過労死等の労災補償状況につきまして最新の概要をご紹介いたします。

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◇ 月例労働経済報告について

厚生労働省では、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、
仕事による強いストレスなどが原因で発病した精神障害の状況について、
平成14年から、労災請求件数や「業務上疾病」と認定し労災保険給付を決定した支給決定件数などを
年1回取りまとめています。


内容は以下のとおりです。

【脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況 】


・請求件数は795件で、前年度比32件の増となった。

・支給決定件数は251件で前年度比26件の減となり、
 うち死亡件数も前年度比25件減の96件であった。

・業種別(大分類)では、請求件数は「運輸業、郵便業」181件、「卸売業、小売業」116件 、
 「建設業」111件の順で多く、
 支給決定件数は「運輸業、郵便業」96件、「卸売業、小売業」35件、「製造業」34件の順に多い。

・職種別 (大分類) では、請求件数は「輸送・機械運転従事者」161件、
 「専門的・技術的職業従事者」118件、「販売従事者」95件の順で多く、
 支給決定件数は「輸送・機械運転従事者」88件、「販売従事者」34件、
 「専門的・技術的職業従事者」33件の順に多い。

・年齢別では、請求件数は「50〜59歳」263件、「60歳以上」233件、
 「40〜49歳」198件の順で多く、
 支給決定件数は「50〜59歳」91件、「40〜49歳」80件、「60歳以上」38件の順に多い。

・1か月平均の時間外労働時間数別支給決定件数は
 「80時間以上〜100時間未満」105件で最も多く、
 「100時間以上」の合計件数は120件であった。
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近年は、脳・心臓疾患が原因とされる労災の認定件数が増加しています。

精神疾患が原因による休職や退職も増加しており、
これらが原因で労災の認定がされた場合は、
賠償金や社名の公表など事業所にとって大きな影響が懸念されます。

事前の就労時間の管理や
社内での労務環境の整備について不十分な点はないか見直しが必要です。


詳細はこちらをご確認下さい。