2016年06月01日
平成27年は、死亡災害、死傷災害、重大災害ともに発生件数が前年を下回りました。
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【事故の型別災害発生原因(多い順)】
○ 死亡災害
@ 高所からの墜落・転落
A 交通事故
B 機械等によるはさまれ・巻き込まれ
○ 死傷災害(4日以上休業又は死亡した災害)
@ つまづき等による転倒
A 高所からの墜落・転落
B 機械等によるはさまれ・巻き込まれ
○ 重大災害(一つの事故で3名以上負傷又は死亡した災害)
@ 交通事故
A 化学物質等による中毒・薬傷
B 火災・高温物
※死傷災害が大枠で、その中に死亡災害や重大災害が含まれる形です。
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業種別では、製造業と建設業は死亡災害が過去最少となり、
死傷災害、重大災害いずれも減少傾向にあります。
現場でのリスクアセスメントの取り組みの強化が
実を結びつつあると考えられます。
反面、社会福祉施設や飲食店等一部の第三次産業において、増加傾向がみられます。
具体例として、福祉施設において利用者をベッドから車椅子に移乗する際に無理な姿勢を
とってしまったことによる腰痛や、
飲食店で調理場の床が塗れていたことによる転倒等が挙げられます。
また、陸上貨物運送では、荷捌き中の無理な動作や動作の反動による負傷が増加しています。
被災者の人数では、業種の特性上、製造業や建設業が多くなりますが、
安全への意識と対策の観点では、他業種も取り組みを強化する必要があります。
限られた人数で且つ経験の浅いメンバーもともに働く中、改めて危険防止に努めることで、
事業の安定運営や人員定着にも寄与するものと思います。
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