2015年06月10日
現在トラックドライバーの中長期的な人材不足が懸念され、
その人材確保・育成が差し迫った課題となっています。
そこで厚生労働省と国土交通省がこのほど、
トラックドライバーの人材確保・育成に向けた対応策を取りまとめ公表しました。
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■ トラック運送業界の現状
(1)トラック運送事業者のほとんどが中小企業であり、荷主に比べ立場が弱く、手待ち時間の負担を押し付けられている。
(2)長時間労働が常態化している。
(3)適正な運賃収受がなされていない。
(4)給料が低い。
■ 公表された対応策
(1)「魅力ある職場づくり」
トラックドライバーの処遇を改善し、安心して働けるための環境整備
・取引環境・長時間労働・賃金等の労働条件の改善
・雇用管理の知識習得・実践の推進
・雇用管理に資する助成制度の活用促進
・現場の安全管理の徹底
(2)「人材確保・育成」
トラック運送業界への入職を促すため、魅力の向上や人材育成などの直接的な取組を実施
・トラック運送業への入職促進
・女性の活躍促進
・関係団体等との連携による人材育成・定着支援の推進
・事業主等による人材育成の推進
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運送業界に限らず、高齢化が進み若手人材確保に取り組みたいが
なかなか人材が定着しないというのは各界中小企業共通の悩みです。
厚生労働省はそうした悩みに対し、
人材確保・育成を支援する各種助成金の活用を呼びかけていますので
上手に利用したいものです。
詳細はこちらをご覧下さい。