2015年01月14日
雇用動向調査とは、厚生労働省が行っている調査で、
主要産業における入職、離職と求人の状況並びに入職者、離職者について
個人別に属性、入職・離職に関する事情等を調査し、
雇用労働力の産業、規模、職業及び地域間の移動の実態を
明らかにすることを目的としたものです。
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【結果の概要】
平成26年上半期(1〜6月)
◇ 入職と離職の推移
(1)常用労働者の動き
・入職者数:492万人
・離職者数:398万人
(2)雇用形態別状況
・期間の定めなし:入職者293万人
・ 〃 :離職者222万人
・期間の定めあり:入職者200万人
・ 〃 :離職者176万人
(3)離職理由別離職率
・個人的理由:5.8%
・契約満了:1.5%
・事業所側の理由:0.7%
・定年:0.4%
・本人の責:0.2%
◇ 転職者の状況
(1)年齢階級別 転職入職率
・男性:20〜24歳で最も高い
・女性・29歳以下の全階級で10%を越える高い転職入職率
(2)転職理由
・男性「定年・契約期間満了」:18.0%
・女性「定年・契約期間満了」:14.1%
・全体「仕事の内容に興味を持てず」:前年比、最も上昇
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入職者数が離職者数を上回り、常用労働者数は95万人増加となりました。
一般労働者、パートタイム労働者とも前年と比べると入職率が上昇、離職率が低下し、
3年連続で入職超過です。新規学卒の入職者も昨年に比べ増えています。
企業が積極的に採用を行っていることがわかります。
1月1日に発表された人口動態によれば、
平成26年も死亡数が出生数を上回り、人口は減る一方ですが、
他方で雇用が活発なのは喜ばしいことです。
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