今年の夏は平年より気温が高くなることが見込まれます。

厚生労働省は依然減少しない熱中症事故の対策として、
平成24年の熱中症による死亡災害の状況をとりまとめ、
今後の取組みについて注意喚起を行っています。

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◇ 平成24年の職場の熱中症による死亡災害状況

・死亡者は21名。この21名中18名は、WBGT値(暑さ指数)の測定を行っておらず
 熱中症予防対策の的確な実施が必要。

・業種別に見ると建設業が最も多く、次いで製造業、警備業が続く。

・発生のピークは7月、次に8月。


◇ 職場での熱中症予防対策の概要

1.建設業や、建設現場に付随して行う警備業では、特に次の4項目を重点事項とすること。

@WBGT基準値を超えることが予想される場合には、簡易な屋根の設置、スポットクーラーの使用、
  作業時間の見直しを行うとともに、単独での作業を避けること。

  作業時間については、特に7、8月の14時から17時の
  炎天下等でWBGT値が基準値を大幅に超える場合には
  原則作業を行わないことも含めて見直しを図ること。

A作業者が睡眠不足、体調不良、前日に飲酒、朝食を食べていない、発熱下痢による脱水等の場合は、
  熱中症の発症に影響を与える恐れがあることから、
  作業者に対して日常の健康管理について指導するほか、
  朝礼の際にその状態が顕著にみられる作業者については、作業場所の変更や作業転換等を行うこと。

B管理・監督者による頻繁な巡視や、朝礼等の際の注意喚起等により、自覚症状の有無に関わらず、
  作業者に水分・塩分を定期的に摂取させること。

C高温多湿な作業場所で初めて作業する場合には、順化期間を設ける等配慮すること。


2.製造業では特に次の2項目を重点事項とすること。

@WBGT値の計測等を行い、必要に応じて作業計画の見直し等を行うこと。

A管理・監督者による頻繁な巡視や、朝礼等の際の注意喚起等により、自覚症状の有無に関わらず、
  作業者に水分・塩分を定期的に摂取させること。
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熱中症はぎりぎりまで自覚症状がないために、水分・塩分補給や休憩を怠ったり、
単独で作業をしていたために発見が遅れてしまうことで取り返しのつかない事態へ発展します。

普段、多少の疲労感なら誰しも無理をし頑張って作業を続けがちです。

まずは予防の注意換気ですが、
体調不良を感じた従業員がすぐに異変を申出できる体制がとれているかどうか、
これも是非見直していきましょう。


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