平成23年度の「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」が厚生労働省より公表されました。

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◇ 「過労死」など、脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況 ◇

・労災補償の「請求件数」は898件で前年度比96件の増、2年連続で増加。

・労災補償の「支給決定件数」は310件(同25件の増)、4年ぶりに増加。

・業種別(大分類)では、請求件数および支給決定件数ともに、
 「運輸業、郵便業」、「卸売業・小売業」、「製造業」の順に多くなっています。
 中分類では、請求件数、支給決定件数ともに「運輸業、郵便業」の「道路貨物運送業」が最多。

・職種別(大分類)では、請求件数は「輸送・機械運転従事者」、「専門的・技術的職業従事者」、
 「販売従事者」の順で多く、支給決定件数は「輸送・機械運転従事者」「専門的・技術的職業従事者」
 「管理的職業従事者」、「サービス職業従事者」の順に多くなっています。

・年齢別では、請求件数、支給決定件数ともに「50〜59歳」、「40〜49歳」、「60歳以上」
 の順に多くなっています。


◇ 精神障害に関する事案の労災補償状況 ◇

・労災補償の「請求件数」は1,272件で前年度比91件の増、3年連続で過去最高。

・労災補償の「支給決定件数」は325件(同17件の増)で過去最高。
 
・業種別(大分類)では、請求件数および支給決定件数ともに
 「製造業」、「卸売業・小売業」、「医療、福祉」の順に多くなっており、
 中分類では、請求件数は「医療業」、支給決定件数は「総合工事業」が最多。

・職種別(大分類)では、請求件数は「事務従事者」、「専門的・技術的職業従事者」、「販売従事者」
 の順で多く、支給決定件数は「専門的・技術的職業従事者」、「事務従事者」、「販売従事者」の順に
 多くなっています。

・年齢別では、請求件数、支給決定件数ともに「30〜39歳」、「40〜49歳」、「20〜29歳」
 の順に多くなっています。

・出来事別の支給決定件数は、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」、
 「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」、「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」の順に
 多い内容となっています。 
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労災補償の請求件数がトップとなっている業種が「運輸業、郵便業」ということで、
先般の格安バスツアーの事故が頭をよぎります。

精神障害の労災請求件数が3年連続で過去最高という内容にも改めて驚かされますが、
今後この状況が直ちに改善されるとも思われず、実感を伴った状況ではないでしょうか。


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